- 理由:
- 65歳以上の人達に、高温浴による事故が多く、毎年一万5千人が亡くなっています。
高温浴(42℃以上)は、入浴のはじめに血圧が30〜50も急上昇します。この時、脳出血の危険があります。(図)
肌が紅潮すると血圧は徐々に下がってきます。この過程で血液は濃縮して固まりやすくなってきます。また、のぼせて意識がなくなり溺死の危険が起こります。
そして風呂から出た後、または翌早朝に、濃縮した血液にできた塊が血管に詰まり脳梗塞、心筋梗塞を起こすことになります。(図) - 方法:
- 入浴前には十分に「かけ湯」をします。初めはぬる湯で5〜6杯、ついで42℃の湯で10杯を足元から徐々に腰から肩へと浴びます。最後は頭から5杯かぶります。
ぬるい浴槽があれば、その浴槽を選びます。もしなければ湯口から離れたぬるめの場所を選びます。