4.高血圧
脱衣所に自動血圧測定器を置く
【泉質】
特に降圧作用(血圧を下げる働き)が大きい泉質。
単純温泉、二酸化炭素泉、硫酸塩泉、硫黄泉(硫化水素泉)、放射能泉
【温浴を禁じるとき(禁忌)】
- 重症高血圧〔血圧値が 181/101以上、眼底出血、腎臓障害などの合併症〕
- 血圧値が不安定な時期
- 入浴直前の血圧値が180/100以上
- 冬季(気温20℃以下)の露天風呂は禁ずる。
- ナトリウムを含む温泉の飲泉を禁ずる。
【温浴法】
- 一日の入浴は2回まで
- 食後30分以上経ってから入浴する。
- 基本的にはぬる目の湯(39±1℃)がよい。
- 1回の浴槽内時間は10〜20分(額が汗ばむ程度)で止める。
- ほんのり汗ばむ程度で「一度出浴して休み、また浸る」を3回まで。
- 高齢者は早朝と午後9時30分以降の入浴は避ける。
- 高齢者は仲間と一緒に、一人の入浴は避ける。
【入浴中】
≪泉温が42℃以上の「熱い湯」場合≫
かけ湯10杯、ついでかぶり湯(頭から湯をかける)5杯。
- 半身浴 5分。
- 腰をずらしてふちを枕に手足を伸ばし浮き身浴。3分。
- 縁に腰掛けて足浴;休息5〜10分。その間:足ゆびを開く運動10回。
- 浮き身浴3分。
- 水滴を十分ぬぐって、水分をコップ2杯補給して安静。
≪泉温が41℃未満の「ぬるい湯」〔基本は39±1℃〕場合≫
かけ湯10杯、ついでかぶり湯(頭から湯をかける)5杯。
- 半身浴 3分。
- 腰をずらしてふちを枕に手足を伸ばし浮き身浴。5分。
- 縁に腰掛けて足浴;休息5〜10分。その間:足ゆびを開く運動10回。
- 半身浴。その間、身体の部分を動かす。
手指;グーパーの運動 5回。
足ゆび;開く運動5回。
肘の屈伸運動5回
ひざの屈伸運動5回。
- 縁に腰掛けて足浴;休息5〜10分。
- 浮き身浴3分。その間、腹式呼吸5回。
- ほんのり汗ばんだら出浴。
- 水滴を十分ぬぐって、水分をコップ2杯補給して安静。
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