1.ひざ痛
【泉質】 塩化物泉は特に筋肉の凝り、痛みを和らげる効果が大きい。
【温浴を禁じるとき(禁忌)】
- 関節部分が赤くなる。
- 熱を持つ。
- 腫れる。
- 触ると痛みが強い。
- じっとしていても痛みを感じる。
- リウマチの場合、体温が37℃以上のとき。 全身がだるいとき。
【温浴法】
- 一日の入浴は3回まで
- 食後30分以上経ってから入浴する。
- 基本的にはぬる目の湯(39±1℃)がよい。
- 1回の浴槽内時間は10〜20分(額が汗ばむ程度)で止める。
- ほんのり汗ばむ程度で「一度出浴して休み、また浸る」を3回まで。
- 高齢者は早朝と午後9時30分以降の入浴は避ける。
- 高齢者は仲間と一緒に、一人の入浴は避ける。
【入浴中】
かけ湯5杯
- 半身浴で5分。その間手のひらでひざを軽くマッサージする。
- ひざをゆっくり曲げ伸ばしする。5回。
痛みの出る人はその直前まで曲げ伸ばしをする。
温まるとだんだん楽にできるようになる。
- 額が汗ばんだら、浴槽のふちに腰掛けて、
左右交互に足で湯を蹴るような運動を10〜15回。
- 足首で丸く湯をかき混ぜるような運動を5回。
- 圧注浴(ジェット浴)、打たせ湯で片ひざに5分ずつ当ててもよい。
- 浮き身の姿勢で入浴した後で出浴。
- 水滴を十分ぬぐって、水分を補給して安静。一日の入浴は3回まで。
途中で「一度出浴して休み、また浸る」
この場合、身体を洗ってもよい、また、洗髪してもよい。
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