21世紀を迎えた我が国は、超高齢化時代へ加速度的に向かっています。それに伴う医療費も高騰を続け、今や健康保険制度も危うくなり、医療費の個人負担が増え続けています。いよいよ「自分の健康は自分でつくる」時代となったのです。
健康は単に病気でないということではなく、如何に充実した人生をおくることができるか、すなわち「クオリティー オブライフ(QOL)」が問われる時代となりました。動脈硬化をはじめ、肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症などは、飽食過飲、運動不足、過労、不規則な生活など日常生活の乱れに大部分の原因があるといわれ、薬剤投与などの治療とともに日常生活習慣の是正指導が重要視されています。
当財団では、 1976年に現在の健康づくりセミナーの基となる健康増進温泉保養プログラムの実施を開始、健康増進保養旅行として以後毎年実施をしていました。そして平成2年度に健康保険組合連合会主催の「温泉利用型健康増進施設を利用した健康づくりモデル事業保養セミナー」を受託、その後様々なテーマで健康づくり教育のモデル事業を実施し、指導・普及に努めてまいりました。現在では、その経験を基に、地域や企業、健康保険組合主催のライフデザインセミナーや健康づくりセミナーの企画・運営等のお手伝いをしています。