温泉Q&A

Q
わかしなおしたり、水で薄めたりすると温泉じゃなくなる?
A
そのままでは刺激が強すぎたり、入浴に適した温度ではない温泉もあるので、加温したり、水を加えたりすることがあります。

Q
温泉は本当に病気に効くの?
A
温泉は健康づくりに適していますが、泉質だけ、温度だけが症状に効果があるわけではありません。また、症状によって適した泉質や入浴方法があるので、自分の体調や症状にあった温泉を見つけることが大切です。

Q
温泉に入ったときは体を洗い流さないほうがいいの?
A
せっかくの温泉成分も、真水(湯)で洗い流してしまっては効果が薄れてしまいます。ただし、刺激の強い酸性泉の場合や、肌の弱い人は湯ただれをおこす場合があるので真水(湯)で洗い流しましょう。

Q
熱い湯とぬるい湯はどちらがいいの?
A
熱い湯は体の活動を活発にする交感神経を、ぬるい湯は体を休息させる副交感神経の働きが高まります。体をシャキっとしたいときは熱い湯、リラックスしたいときはぬるい湯など、体調や目的に合わせて使い分けを。
体調・症状により、熱い湯を避けたほうがいい場合がありますのでご注意を。

Q
お酒を飲みながら温泉に入ってもいいの?
A
血行が良くなりすぎ、心臓などに負担がかかります。また、湯から上がったときの血圧の変動で脳貧血の可能性もあります。酔ったまま、また、お酒を飲みながらの入浴は避けましょう。

Q
色がついている、においが強い温泉ほど効き目があるの?
A
温泉の色やにおいは主に泉質によって異なります。色が濃い、においが強い温泉ほど効果があるものでもありません。例えば含鉄泉は湧き出した当初は無色透明ですが、酸素に触れると茶褐色に変色し、効果も弱まります。

Q
泉質が同じならどの温泉に入っても効果は同じなの?
A
温泉の種類は千差万別です。主成分により療養泉は9種類に大別されていますが、含まれている成分でみても、ひとつとして同じ温泉はないといってもよいかもしれません。温泉地の環境でも違いますので、温泉によって得られる効果はそれぞれ異なります。

Q
温泉は入る回数が多いほど効果があるの?
A
せっかくの温泉だからといって1日に何度も入浴するのは体に負担がかかって逆効果です。一般的には1日に2~3回が目安です。入浴の合間には水分補給と休憩を忘れずに。

Q
温泉に入っている時間が長いほど効果があるの?
A
一般的に長湯はのぼせや湯冷めの原因にもなるのでおすすめできません。お湯の温度によりますが、汗が流れ出たり、顔が真っ赤になったり、動悸(どうき)がするほどの長湯はやめましょう。熱い湯なら長くても2~3分が目安です。

Q
温泉に入ると肌がツルツルになるって本当?
A
美肌に効果が高いといわれる泉質は、重曹泉と硫黄泉です。重曹泉は皮膚を軟らかくして汚れを取るので肌がツルツルに、硫黄泉は堅くなった角質を硫黄が軟らかくして溶かすのでニキビや吹き出物にも効果的です。
また、湯の温かさが血行をよくして新陳代謝を促進し、老廃物を排出するのを助けます。

Q
温泉を飲んでいる人を見たけど、大丈夫?
A
飲泉は直接温泉を体の中に取り入れるのに有効な方法です。ただ、天然の湧き水を飲むのですから、飲泉許可のある温泉で成分や効能をよく確認してから飲みましょう。
温泉は時間が経つと成分が変わるため、湧き口の新鮮な温泉水を飲むようにしましょう。