だから温泉はカラダにいい

温泉の楽しみ方は、お湯に浸かるだけではありません。温泉地を訪れると、自然や人・文化とのふれあいなど、ストレスから開放されてリラックスすることができます。さらに、入浴による物理的作用と温泉の化学成分などが総合的な刺激となって、人間が本来持っている自然治癒力を高めてくれるのです。

疲れを癒す温泉の化学成分

温泉には疲労回復やストレス解消などさまざまな効能があります。 症状によってどの泉質を選べばよいか目安となる、便利な一覧表をご覧ください。 もちろん、温泉は泉質以外の効用も大きいことをおわすれなく。

入浴の3つの作用

■体が軽くなる浮力の作用
全身入浴の場合は、浮力により体重は約10分の1になります。のんびり体を伸ばしているだけで、足腰が日ごろの負担から解放されます。
■天然のマッサージ静水圧の作用
湯の中では静水圧により腹囲が数センチ単位で縮まっています。このマッサージ効果が血行を促進して足の疲れやむくみをとりのぞきます。
※ただし、肺や心臓の弱い人はかえって負担になることもあります。その場合は水圧の少ない半身浴がいいでしょう。
■体がぽかぽかに温まる温熱作用
湯の温かさが血行をよくし、新陳代謝を促進し、老廃物を排出します。ここでポイントになるのは湯の温度。疲労回復には、ぬるめの湯に20~30分ほど浸かるのが効果的です。

効果バツグンの自然浴

多くの温泉地は自然の豊かな場所にあります。 森や山地にある温泉では森林浴を、海辺の温泉では浜辺を散歩するなど、リラックスした気分を味わいましょう。