理由: 額がホンノリ汗ばむときは、身体が十分温まった証です。汗が流れ出たり、動悸がするほどの入浴は熱疲労を起こします。
血液は体内を1分以内で一巡して熱を運ぶ役をしています。身体の一部が温められると、そこで温められた血液は1分以内で全身を巡りますから、熱い湯に3分浸るよりもぬるい湯に20分浸るほうが、からだの芯から温まることになります。
熱い湯(42℃以上)に紅潮するまで浸らないと、身体が温まらないと思いがちですが、反対に湯冷めしやすいのです。汗が流れ出たり、皮膚が紅潮すると冷えた空気に触れて身体の熱が奪われるからです。